■外国人学校のメリットとデメリット
両親の国籍に関係なく、英語メインの教育でノビノビと育てたい理由でインターナショナルスクールに子どもを通わせる人もいます。これには普通に地元の学校へ通わせるのに比べ、長所と短所の両方があります。まずはそれをしっかり把握することが大切です。
【メリット】
・グローバルな視点で国際感覚を身につけやすい
・国籍に関係ない友達がたくさん作れる
・家では身につけにくい英語圏の習慣がおぼえやすい
・詰め込み式ではなく、個性とコミュニケーション重視の教育
【デメリット】
・日本の文化に馴染みにくい
・帰国子女優先なので、入学がしにくい
・入学費や授業料の負担が大きい
・日本の制度では義務教育と認められていない
……さて、こうしたメリット・デメリットを見てどう思ったでしょうか? 子どもを持つ私から見れば、残念ながらそれほど魅力を感じないような気がします。特に入学のしにくさと義務教育を修了したことにならないのは、私にとって「?」が残ります。
それに、インターナショナルスクールに何年か子どもを通わせてみて、本人(または親)が「やっぱり普通の学校に戻ったほうがいい」と判断しても、特殊な教育環境で育った子どもが日本の学校に馴染みにくかったという体験談がたくさん聞かれます。
ただ、日本に合計およそ80あると言われるインターナショナルスクールの何校かは「国際バカロレア資格」を習得できるところがあります。これがあれば日本をはじめ世界100を超える国で大学受験資格を持っていると見なされます。ほかにもWASC、ECIS、ACSIなど国際的な評価団体に加盟しているスクールが増えてきたため、義務教育のハンデは昔ほどではなくなりつつあります。
大学受験資格が気になっている両親には、これらの団体に加盟しているかどうかがスクール選びの大きな目安になってくるでしょう。
それ以外はスクールへの入学資格や学費負担、子どもの意志との折り合いで決まってくると言えます。